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【交通事故加害者の方へ】刑事処分と示談の「今すぐ確認すべきこと」を整理します

山下江法律事務所

目次

【交通事故加害者の方へ】刑事処分と示談の「今すぐ確認すべきこと」を整理します

 保険会社が被害者に対して対応できるのは主に賠償(民事)です。
 一方で、交通事故加害者の不起訴身柄解放といった刑事事件としての取扱いは別の軸で進みます。
 交通事故の状況によっては、早期の動きが処分を左右します。

※緊急(逮捕・呼び出し)案件は、できる限り早くご相談ください。

※本ページは交通事故「加害者側」の刑事手続に関する一般案内です。

このページでわかること

  • 逮捕されるケース/されにくいケース
  • 不起訴・略式(罰金)・起訴の違い
  • 示談が刑事処分に影響する理由
  • 私選弁護士が必要になりやすい場面
  • 弁護士ができる具体的なサポート

まずは当てはまるものを確認してください

緊急度チェック

  • 逮捕された/家族が逮捕された
  • ひき逃げ(救護義務違反)の疑い
  • 飲酒運転
  • 被害者が死亡・重傷
  • 警察・検察から呼び出しが来ている

 上記に当てはまる場合、刑事手続は早い段階で大きく動きます。
 早めのご相談をご検討ください。

「前科を避けたい」チェック

  • 仕事上、前科がつくと影響が大きい(資格・採用・取引など)
  • 家族や勤務先に知られたくない
  • 示談が進まない/連絡が取れない
  • 被害者感情が強く、交渉が難しい

 交通事故の刑事処分は、事案により不起訴となる可能性もあります。
 ただし、示談や反省状況の整理など、早期の準備が重要になることがあります。

人身事故の刑事処分(全体像)

1)逮捕されない場合(在宅事件)

  1. 警察の捜査(事情聴取・実況見分)
  2. 書類送検
  3. 検察官が処分を決定

 結論は主に、不起訴略式(罰金)起訴(裁判)のいずれかです。
 「罰金で済んだ」(=正式裁判を回避できた)としても、罰金前科となる点に注意が必要です。

2)逮捕された場合(身柄事件)

刑事事件の解決の流れ

1.逮捕(~72時間)

2.勾留(原則10日+延長10日)

   →逮捕+勾留=最長23日間

3.起訴/不起訴を判断

4.起訴された場合は、裁判

 身柄事件では、早期の接見身柄解放に向けた動きが重要になります。
 特に、「逮捕」されてから「勾留」が始まるまでが特に重要です。実務では逮捕翌日には勾留が始まることが多く、身柄が釈放されるかどうかの勝負の24時間といえます。この期間に動き出すことができれば身柄釈放の可能性が上がるので、早急に弁護士に相談されることをお勧めします。

示談が重要な理由

 交通事故の刑事処分では、被害者との示談が影響することがあります。
 示談が成立していることで、不起訴の可能性が高まったり、量刑面で考慮されたりする場合があります。

 ただし、保険会社が進める示談(民事)と、刑事処分を見据えた対応(刑事)は、必ずしも同じ目的・同じ手続ではありません。
 事案によっては、刑事面の見通しを踏まえた整理が必要になります。

早期示談の一般的な流れ

  1. 受任・状況整理(事故態様/怪我の程度/捜査状況)
  2. 被害者側への連絡(窓口調整)
  3. 条件交渉
  4. 示談書作成・署名押印
  5. 検察官へ提出(必要に応じて意見書など)

私選弁護士が必要になりやすいケース

  • 死亡事故・重傷事故
  • 飲酒運転・ひき逃げ等、刑事責任が重くなりやすい事情がある
  • 逮捕された/逮捕の可能性が高い
  • 示談が難航している(被害者感情が強い、連絡が取れない)
  • 前科回避(不起訴)を強く希望している

 「今は在宅だから大丈夫」と思っていても、処分判断の前にできることが残っている場合があります。

弁護士ができること

示談交渉(被害者対応)

被害者のご意向を確認し、条件調整・示談書作成までを支援します。

逮捕後の接見・家族連絡

身柄事件では、早期接見・ご家族との連絡調整などを行います。

検察官への意見書提出等

示談成立や反省状況を整理し、不起訴・軽減に向けた活動を検討します。

起訴後の弁護(裁判対応)

起訴された場合も、量刑面・保釈請求など、必要な対応を行います。

よくある質問

保険会社が入っていますが、弁護士は必要ですか?

保険会社が対応するのは主に賠償(民事)です。刑事処分(不起訴・罰金・起訴)については別の判断軸で進みます。事故態様や被害状況によっては、刑事面の見通し整理や示談対応が重要になることがあります。

罰金なら「前科」はつかないのですか?

罰金刑となった場合は前科となります。罰金刑の場合は、正式な裁判が行われず書面のみの審査(略式起訴)によることも多いですが、前科となりますので注意が必要です。前科回避を希望する場合は、不起訴の可能性を含めて早めに確認することをおすすめします。

在宅事件でも示談は必要ですか?

在宅で進む場合でも、示談が刑事処分に影響することがあります。
ただし、示談の進め方は事案ごとに異なるため、状況に応じた判断が必要です。

逮捕された家族の相談もできますか?

逮捕・勾留の初期は特に重要です。ご本人・ご家族いずれからの相談も可能です(受付方針に合わせて調整してください)。

ご相談・お問い合わせ

 交通事故の加害者として刑事責任が不安な方は、状況を整理した上でご相談ください。
 逮捕・呼び出し・死亡重傷などの事情がある場合は、できるだけ早めのご連絡をおすすめします。

 お問い合わせ時にわかる範囲でお伝えください

  • 事故の日時・場所
  • 被害の程度(軽傷/重傷/死亡)
  • 飲酒・ひき逃げ等の事情の有無
  • 現在の状況(逮捕/在宅/呼び出し)
  • 示談の進行状況(保険会社対応含む)

本ページは一般的な情報提供を目的としたもので、個別事案の結果を保証するものではありません。
事件内容により受任の可否・方針は異なります。

「刑事責任」が不安なら、まずは状況整理から

 交通事故の加害者側では、民事と刑事が同時進行になり、判断が難しくなりがちです。
 逮捕・示談・不起訴の可能性など、いまの状況で確認すべきポイントを整理します。

執筆者

檜上芙雪

福山・東広島支部/弁護士(離婚チームリーダー)      

否認事件、少年事件、盗撮等の性犯罪事件など実績多数
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あなたやご家族の不安に寄り添い、全力でサポートします。
主な弁護士会活動:刑事弁護委員会幹事、業務対策委員会
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